シークレットダイヤル☆
「おはよう。パパ久しぶり」


「ほんまやな~最近忙しくて

仕事はどうや?少しは慣れたか」


「うん。でも自分じゃない人を

演じるのは難しいよ!

気づいたら素の自分の時もあったし(笑)」


「そうか頑張れ」


「うん」


パパとコーヒーを飲みながら久々に話しをした


「いってきま~す」





学校に着くと1番にケイに会いに行く


「おはよう~昨日の練習はケイがいなくて淋しかったよ」

「ごめんね!私もまこがコートを走ってるとこ見たかったよ!

膝どう?」


「大丈夫!」


「よかった」


「昨日アキラ先輩のチームと対戦してんで!」


「まじ?」


「藤本がね・・・
アキラ先輩に生意気な口たたくし!

美月先輩はあたしに
へなちょこボールばっかりパスしてきてん。

見方のボールをカットするのが精一杯なんて
ありえへんやろ

あたしはヘロヘロになってしまって・・・

そしたらね。藤本が

『たんま』って試合を止めて

美月先輩を説教してん(笑)」


「まじ?」


 「まじ」


「見たかったなぁ~

それ…でまこは藤本に目がハートになったん?」



「うん。…ってわかった?



「まこのそんな表情初めてやし、恋してるね」


ケイに藤本のことが好きになったと言って驚かそうと思ったのに

あたしの心は読まれてたし・・・


参りました(^-^;

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