シークレットダイヤル☆
  「ありがとね」


    「おう」

彼は教室に戻って行った




あたしは谷先生と掛かりつけの病院に向かった。


長椅子に座って順番を待つ



「藤本くんってバスケ部かな?」


「はい。でも話したのは今日が初めてなんです」

   
  「そっかぁ」



  
  「神崎さん」
  

    ドキッ


    呼ばれた


  「先生ついて来て」


   「いいよ」



あたしは膝を曲げたり伸ばしたり

何度も立ったり座ったりの診察を受けた


  「痛くない」


 号泣モードに入った 


「まこちゃん。
膝の怪我に神経質になり過ぎてたんだね。


今日はぶつかった衝撃があったと思うから


バスケの練習は連休明けからってことでどう?   
 
   納得した?」



   「はいっ」



   「よかったね」



谷先生はあたしの頭
をよしよしした。
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