シークレットダイヤル☆
昼休み


   「神崎」


廊下で藤本くんがあたしを呼んだ


みんなから注目の眼差し


あたしは廊下に出た


「心配かけてごめんなさい。大丈夫だったから」


「そうよかった。

お前がバスケできなくなったらどうしようかと思った」



「中学の時、選抜の試合を見た?」


「うん。同じ中学の奴もいたし俺も選ばれてたから。

俺、三好と同じ学校やってん。」



「そうなんや。いい子やね」



「さあ?それは知らんわ」


  「・・・・・」



おいおい!
あんたが8中の話をするから

あたしは気を使って8中出身だった三好の話をしたのに

そりゃないよ…


あたしは目が点になる

   (´‐`;)


「いつから練習に出れる?」


「GW明けから」



「頑張って」



「ありがと」



教室に戻ろうとすると

廊下の窓に張り付いた野次馬達にびっくり


あたしは呆れて怒る気にもならなかった
(笑)

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