again


「春香は倒れてから起き上がった。殴る隙ならいくらでもあったのに殴らなかった」

悠夜が言った。

確かに…
春香はきっと殴るなんて望んでない…
でも私は気に入らない。
春香の足を怪我させた奴。

もしかしたら走れなくなるかもしれない…

もし走れなくなったとしても春香は走るだろう…

私みたいに諦めたりはしないだろう…

そうであって欲しい。



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