メイド in LOVE
「何だ?どうした?」
「えっと…レオン、様が
何も言わないので
どこか変なのかな?って
心配になったんです。
私……変、ですか?」
「うっ…いや……なんというか
……まぁ、変ではない。」
「………?」
どうしたんだろう?
いつも自信に満ちている
レオンにしては
歯切れが悪い言い方だ。
「まぁ、なんだ…その…
に……似合っているぞ//」
「……っ!///」
いつも偉そうなレオンが
頬を染めながら、似合っていると
言ってくれて……すごく
すごく嬉しかった。
「あ、ありがとうございます!//」
「い、いや//………コホン
では、仕事の指導を行うぞ」
「はいっ!」
私って単純かもしれない。
あんなに
レオンが"主人"で
自分は"メイド"なことを
気にしていたのに…
些細なことだけど
レオンに誉められたことが
すっごく嬉しくて
今はメイドでも良いな
って思ってるんだもの
レオンは私にとって
いつの間にか
母や団長と同じくらい
信頼できる人になっていた。