メイド in LOVE


「あぁ…分かったぞ!
俺の顔が怒ってるように
見えたんだな。
俺は元々こういう顔なんだが…
普通にしているだけなのに
怒っていると
よく勘違いされるんだ。」


「そ、そうなんですか。」

とか言いつつ…何故まだ
手を握ったままでいるのか
すごく気になるんですが…


「あぁ、俺が本気で怒った時は
視線すら合わさないからな
真顔の時は普通の時だ。
だから安心しろ。」



「はい……あ、あの私は
何をしたら良いんでしょうか?」


私は我慢出来ずに聞いた。


専属メイドって
どんな仕事をするのか
まだ分からない。
それを聞かなきゃ始まらない。


< 62 / 93 >

この作品をシェア

pagetop