メイド in LOVE


「何をだ?」

レオンはきょとんとした
表情をしている。


「専属メイドの
仕事内容についてです。」


「あぁ、それか。
専属メイドの仕事は
まず、俺の側にいること。
まぁ…その時ごとの
指示によって臨機応変に
仕事は変わる。
つまり、どんなことでも
俺が頼めばお前は
やらなくてはならない。」


「…は、はい。」

その言葉に急に緊張する。

主人の命令は絶対だと
いう事を思い出す。



「…と、言っても
お茶を淹れたり
書類のコピーや整理
俺の話し相手が主な仕事だから
安心して良いぞ。」

そんな私の緊張を見抜いたのか
レオンは笑顔で続ける。


その言葉にホッと
息を吐いた時だった。


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