メイド in LOVE
「どう、というと?」
「ずっとメイドとして側に置いておくのか。それとも、正妻にするのか。ということです」
「…………あぁ!」
「なんですか、その今まさにそうか結婚すれば良いのか!的なことに気付いた顔は。まさか考えて無かったんですか?」
「当たり前だ。先ほど自分の気持ちに気付いたばかりなんだからな」
それにしても結婚か。とレオン様が呟く。
こないだまでの女性嫌いが嘘のようだ。
「正直に秘書の立場から申しあげますと、リザとの結婚は難しいかもしれません」
「何故だ」