With Love
階段から落ちたあの日からずっと、学校を休んでいたけれど、
捻挫した足首の痛みもひき普通に歩けるようになったので明日から通学する予定。
大沢先生と魁翔は、毎日様子を見に来てくれていた。
遥も来たがっているけれど煩いから我慢させているんだと先生は話してくれたね。
その分、毎日何通もメールが遥から届く。
関係者とは保護者も交えて話し合い、問題は解決した筈なのに………やっぱり怖い。
《オレが守ってやる。》
そう魁翔は言ってくれたけれど、甘えてばかりいちゃいけない。
あたしが強くならなければ、魁翔は自分の気持ちを押し殺してしまうかも知れない……
ごめんね魁翔、弱いあたしで。