With Love

「魁翔のこと、ずっとずっと好きだったの。
…でも、自信がなくて。」



「柚依が、中学生になったら告白しようって決めてたんだ。
けど、中途半端に柚依のそばにいたせいで怖い思いをさせてしまったし、ホントにごめんな。」


そう言って、もう一度抱きしめてくれた魁翔。




ずっとずっと、魁翔の彼女になりたいと願ってきた。



ねぇナミ……


あたし凄く幸福だよ。


魁翔と一緒に、堂々と外に出掛けられる時間が限られていても……


離ればなれの期間が訪れても、私たちの道はずっと繋がっているよね。



あたしたちの恋を見守っていてね、ナミ。





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