モノクロ
「聞いてんの?」
「あっ。あぁ……」








「ウソだぁ~」
べーっと舌をだして、走っていく。













「フン…」
なに思ってんだか。




俺は変態オヤジだ。
今ならそのオヤジの気持ちがわかる気がする。(笑)






「絶対聞いてないよね!!」
「聞いてるっつうの。」
「じゃあ、今アタシがいった内容いってみてよ…」
ニッと勝ち誇ったように笑う姿が微妙に悔しくて、つい






「この場所がちっさいころにいってた場所によく似てんな…だろ?」
今度は、俺が勝ち誇ったように嘲笑う。















ちょうどよかった。
俺もそんなことを思っていたから。














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