危なくて…でも甘い放課後
『ちょっと…そのあんたの友人は私を知らないし、私もその友人さんを知らないんだよ?』




『だから?』




『だからって…私は場違いでしょ…』




『俺の彼女ということにしておいてくれればいい』




『は!?私があんたの彼女!?』




『振りだ…』




『てか…第一私はお呼びじゃないでしょ』




『葉書には俺の名前しか書いていなかったけど、彼女を誘って来いと言われてるから』




『じゃあ本当の彼女を誘えば?』




『それがいないんだよねぇ。だから、瑞希。宜しくな』




『何でそんなに私を連れていきたいわけ?』




『今までどんな生活をしてきたのかは知らないが、もっと社交的になってほしいからだ。まずは社会科見学をするのが一番だろ。この先、大学を出てお嫁に行く時、ちゃんと品のある女性にするのも俺の仕事のうち』




『余計なお世話ね』




『とにかく。瑞希も出席することになっているから。嫌だと言っても連行する』




『もう…』




俺から視線をそらして拗ねた
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