危なくて…でも甘い放課後

寝坊するなと言っておきながら俺が寝坊してしまった




『起きて!』




『は…』




目覚ましは10時半を指していた




『うお!!寝坊してしまった』




『やっと気づいたか』




やや非難気のある言葉だった




『飯は食ったか?』




『食べた』




『そうか…あと10分待ってくれ』




『…』




瑞希は無言でリビングに向かった




俺は大急ぎでシャワーに入りながら歯磨きをし、髭を剃った




電動を使ってる暇はなかったので久し振りに三枚刃で剃る




慌てすぎたためか頬を思いっきり切り裂いてしまった…




痛い…
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