危なくて…でも甘い放課後
『あれ、言わなかったか?俺が大学を卒業する間際に急死』




『あ…』




「瀧澤禮次外務大臣急死」という文字が飾られた号外を思い出したのだろう




『ごめんね。なんか空気読めなくて…』




『気にするな。こんな話も何だから帰るか?』




『うん』




微妙な空気のまま帰宅した




家に着いたのは4時を回っていた




俺は急いである人に電話をかけた




『もしもし?』




『あ、瀧澤です』




『あ、こんにちは…』




電話をかけた相手は小早川巡査




『実はお願いがあるんだけど…』




『お願いですかぁ?』




『明日、そっちに伺ってもいい?もし無理なら、こっちに来てくれても構わない』
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