危なくて…でも甘い放課後
『明日6時に起きて、小早…俺の部下が着物の着付けを手伝ってくれる』




夕食の準備をし始めた瑞希に言った




『そう』




瑞希の口癖は「そう」なのか…




『まあ、寝坊するなよ』




『あんたには言われたくないね』




御尤もだ…




『あ…買い物忘れた…』




冷蔵庫を開けてぼそっと呟く瑞希




『なんか買ってこようか?』




『いい』




『遠慮するなって』




『昨日の残りがあるし』




あ、そういえばそうだった




『でも、買ってくるなら肉買ってきて』




『分かった』
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