危なくて…でも甘い放課後
チャリンコを取り出して近くのスーパーに買い出しに行く




スーパーを使うのは久しぶりである




適当に肉を買って家に戻る




家中香ばしいにおいが立ち込めている




『ただいまー』




キッチンに行って肉を渡す




『どうも』




グツグツ言う鍋にサッと肉を投入して蓋をした




『どこで食べるの?』




『ダイニングにもっていくのも面倒だし、そこで食うか?』




コクリと頷く




飯も適当に食い終えテレビを見る




これまでの瑞希は、必ず俺とは違うソファに座っていたが最近は俺の隣に座り始めた




食後の酒としていつもコニャックを飲む俺に




『あんた酒豪ね』




とポツリと言った
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