危なくて…でも甘い放課後
『瑞希、実は見たい映画があるんだけどいいか?』




『…』




返答がないので横を見ると、目を閉じた瑞希が船を漕いでいた




『じゃ、そうさせてもらうよ』




DVDプレイヤーにディスクをセットして観る




シュワルツェネッガー主演の刑事もの




中盤に差し掛かり俺もうつらうつらとしていると右肩に重みを感じた




瑞希の軽い頭が俺の肩に寄りかかっていた




瑞希は熟睡しており起きる気配はない




温かい肩に手を回す




やっぱり可愛いなこいつ




俺も眠くなってきたのでシャワーを浴びることにした




瑞希から手を離してそっと起き上ろうとしたが




うんうん唸る瑞希がいた




『瑞希、瑞希!起きろ』




起きた瑞希は眼尻に涙を溜めていた
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