危なくて…でも甘い放課後

もう表現のしようのないほど可憐な瑞希がいた



髪を盛り上げて、花の簪を挿していた




それより驚きだったのが、小早川巡査とそのお母さんも着物を着ていた




小早川巡査と瑞希、そして大人の女性を醸し出していたそのお母さんに囲まれて最高だった




俺、勝ち組だな




『どうして、小早川さんもお母様も着物なんですか？』




『同じ結婚式に招かれたんですよ？』




『竹中誠の結婚式？』




『そうですよ』




『彼を知ってるの？』




『私の従兄です。瀧澤さんは？』




『いやぁ、大学の学友』




へぇという小早川巡査




『じゃあ、行きますか』




『お願いしますね』




玄関に停めておいた車に一行を乗せた