危なくて…でも甘い放課後
『は?要は、ニートかフリーターってことか?』




『いや、正しく言えばハーバードに留学している』




『お前、マジかよ!だったら、最初っから留学してるって言えばいいだろ!』




『懐かしいな、お前独特のキレ方』




茶化す笹本




『ところで、そちらは彼女さん?』




瑞希の方を見て言う




『ああそうだ』




『はじめまして、笹本順平です。以後、お見知り置きを』




『お見知り置かなくていいぞ』




『お前、こんなかわいい彼女がいたんかよ!?』




『悪いかよ』




『悪い。もったいないな』




『うるせー。お前はいないのか?』




有頂天になった俺は調子に乗って訊いてみた




『いるに決まってんだろ!』
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