危なくて…でも甘い放課後
そんなに大声で言わなくても…




『まあ、飲めや』




『悪いな』




ボーイを呼び付けてワインを持ってこさせる




『名前はなんて言うの?』




『松村』




あくまで冷淡な瑞希




『下の名前は?』




『瑞希…』




緊張しているのかどうか知らないが、妙にもじもじする瑞希




『へぇ!瑞希ちゃんか!宜しくな俺のこと順平って呼んでくれ!』




何も言葉を返さない




『冷たいなぁ瑞希ちゃん…』




笹本が瑞希の手に触れ、弄び始めた




俺の中で沸々と怒りがわきあがった




『おい笹本、いい加減にしろ』
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