危なくて…でも甘い放課後
部屋に入ると派手な茶髪に金色のラインが入った高校生が座っていた




俺が入ったことにも気づかず、うつむいたままの高校生




黙って椅子に座る




『この件の担当となりました瀧澤です』




そういうと高校生はゆっくり顔を上げた




あれ…?




どこかで見たことのある顔…




向こうも似たようなことを思っていそうな顔をしていた




ま、気のせいか




そう思って調書を作り始める




『名前は?』




『…瀧澤?』




『いや…俺の名前じゃなくて』




『覚えてないの…?』




まさか…
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