危なくて…でも甘い放課後
『別に二次会行ってもよかったのに』




『お前が帰りたいって言ったんだろ?じゃ、帰ろうぜ』




『タクシー捕まえて帰れたのに』




『大丈夫。俺も正直今日は飲み過ぎた…』




間もなくして家に到着し、ジャケットとスーツを脱ぐ




帰宅したのは夜の11時




いつもなら、いちばん元気な時間帯なのに今日は特に疲れている




シャワーを浴びて、一杯やってベッドに入ろうと寝室に戻ったら




Tシャツ一枚の瑞希が、すでに俺のベッドの中にいた




『では、失礼しまーす』




寒さの厳しい昨今、瑞希の体温が俺の熱源だ




無性に抱きしめたくなるくらい温かくて女性特有の柔らかさ




本能に逆らえきれず抱き枕のようにして瑞希を抱き、寝た




小早川巡査親子を送るのを忘れたことに気づくことはなかった
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