危なくて…でも甘い放課後
逆探知機に手をかけようとしたら、武田警視正は俺の肩を叩いた




『こっちへ』




会議室の隣の準備室に俺を招き入れた




『さっきは悪かった。俺も理性を失いかけている』




『いえ、こっちこそ…黙って言われたことをしています』




『君が、松村瑞希を救出したいのはよくわかった。確かに、ずっと面倒を見てきたし、彼女みたいなものだろう。だから、行け。探し出して、犯人をとっ捕まえろ』




『え…』




『行け。命令だ』




『瀧澤禮一、我が命に代えて人質救出にあたります』




『無線は常にオープンにしておけ、情報が入り次第情報をよこす』




『はい』




会議室に戻って資料を手渡された




電話を聞きながらパソコンで売ったみたいで誤字脱字だらけだった




文章を読んでいると沸々と怒りがこみ上げてくる気がした
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