危なくて…でも甘い放課後

『忘れたとは言わせない』




『どこの大学のモットーだし。俺が知るところではない』




『有楽町線…忘れたか？』




『有楽町線がどうした？』




『ふざけるな！』




何を急にキレ出してんだ…




『お前が痴漢をしていたのはもう既成事実なんだよ！』




あの恐怖の有楽町線のことがフラッシュバックしてきた




『あの時のお前か…。すると、これは怨恨か？』




『1000万円…用意して持ってこい。そして、お前の罪を白日の下に晒す』




『分かった…。人質には手を出すなよ』




『たっぷり楽しませてもらうぜ』




『テメエ…人質にに手を出したらぶっ殺…！』




爆発しかけている俺を小早川巡査が制した




『自分は今話した人間の上司の小早川といいます』




上司…かよ




『人質の場所を教えていただけますか？』