危なくて…でも甘い放課後
抗争が行われているさなか、俺は瑞希を抱きながら小早川巡査と一緒にわきに逃げた




『どうも』




機動隊と犯人グループの見守る渡邉警部の元に行った




『こんばんは…というよりおはよう』




時計を確認すると午前4時半




結構時間が経っていた




『右腕大丈夫か?』




『銃弾で撃ち抜かれたのかと思いきや、単なるかすり傷で済みました』




『それはよかった。でも手当ぐらいはしておけよ』




『はい。それより、松村を早く病院に連れて行って下さい』




自分の足で何とか立っているように見えるが、俺の肩がなければ崩れ落ちるほど衰弱していた




『ああ。救急車でまず見てもらってくれ』




『分かりました』




小早川巡査にも協力してもらって、瑞希を救急車に乗せた




『特に怪我はないようです。病院に連れていくほどでもないですよ』




救急隊員は笑顔を見せてくれた




『そうですか。どうも』
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