危なくて…でも甘い放課後
渡邉警部の所に戻った




『どうして、昭和記念公園だと分かったんですか?』




『無線は俺たちも傍受してる』




あ、そういえばそうでしたね…




『でも、田中義一なんて名前よく出てきたな。キャリアの連中が一生懸命に考えてもでてこなかったぞ』




『それは俺じゃなくて小早川巡査です』




『小早川さん?』




『ええ。俺もびっくりでした』




瑞希の横で看病をしている小早川巡査を見た




『へぇ。すごいね…それとお前首都高を155キロで飛ばしただろ』




『なんで知っているんですか!?』




速度までぴったり当てていた




『最新のシステムで計測した』




『公務ですからね…ハハハ』




『次からは気を付けろよ』




渡邉警部は笑いながら言った
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