危なくて…でも甘い放課後
少しして医者が現れ、検診をした




もちろん俺と警部は外で待機




お茶を片手に廊下で世間話をしていると小早川巡査が帰ってきた




『どうかしたんですか…?』




怪訝な顔をして俺らを見上げた




『松村さんが起きたようだ』




『へぇ』




『あ、それで今問診中』




コクリと頷いた




『何買ってきたの?』




『あ、おにぎりとサンドイッチとお茶を買ってき…お茶はあるみたいですね』




俺らが持っている茶碗をみてそう思ったのだろう




『あ、ごめんね』




『いえ。いつになったら入れるんですか?』




引き戸が開き、医者が出てきた




『問題ないです。今日中に退院できそうです』
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