危なくて…でも甘い放課後
『大丈夫…だと思う』




『そうか。ならよかった』




大した会話もなく二人が帰還した




『じゃ、俺は本庁で調書作って来る。じゃあな』




欠伸をしながら渡邉警部が部屋を出た




『あ、小早川さん。車どうした?』




『えっと…この病院の駐車場に停めてありますよ』




『どうも…』




再びドクターが入ってきて問診をするとか言いだした




というわけで、俺と小早川巡査は退散




『どうして小早川さんはそんなに瑞希に肩入れするんですか…?』




前から思っていたことをぶつけてみた




『なんとなくだけど、彼女と共通な過去があるような気がするんですよ』




『共通?』




『はい』




小早川巡査は神妙な面持ちになった
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