危なくて…でも甘い放課後
『瑞希ちゃんは、援助交際で処分されたんですよね?』




『確かそう』




『私もしていましたから…』




正直驚いた




『小早川さん?』




『あれ、初めてでしたっけ?こんなこと言うの』




『初めて』




『私も高校生の頃やっていました』




『意外』




『そうですか?出会い系サイト規制法ができる前なので、需要と供給のバランスがとれていたんです。いや、むしろ供給の方が少なかったんで結構荒稼ぎしましたね』




柔和な顔から信じられない言葉が並べられた




『瑞希ちゃんの学校がどうなっているのか知りませんが、私の学校は厳格な女子校でした。やることなすことすべて決められていて、大学受験のためだけにひたすら勉強させられていたんです。私はそれに反発してああいう行為に出てしまったんですよ』




『見ず知らずの人とやったの?』




『そうですよ。最初は抵抗がありましたが、だんだん慣れました。一緒に食事をして一回に付きだいたい2,3万はもらえました』




瑞希の財布が割と潤っているのもうなずけた
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