危なくて…でも甘い放課後
Chapter 5 悲しい放課後

人間はどんなに疲れていても睡眠時間に限界はあるらしく、俺もその自然の摂理に則って6時に目が覚めた




左にいた瑞希が携帯をいじっていた




俺は右腕で瑞希を抱くようにしてうつ伏せになった




瑞希の体がビクッと反応するのを感じた




『起きてたのか…?』




小さくうなずいた




『今日は昨日…じゃねえや一昨日の調書を作るからな』




『今日?』




『今日』




『今日じゃなきゃダメ?』




『だーめ。チューしたら延期してもいいけど』




俺はいったい何をしているのだろう




どうせすることはないと思っていたが瑞希は本当に俺の唇を塞いだ




『これで調書は延期』




『ディープじゃなきゃな』




ここまで来たら攻めに入る
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