危なくて…でも甘い放課後
声のトーンが低くなった




『分かった』




瑞希に事の経緯を説明してすぐさま立川に向かった




年末、早朝ということもあり空いていた






立川の公園の隣の病院の正門に到着すると見慣れた公用車がちらほら見えた




適当な所に車を止めて病院内に入った




受付をうろうろしていたら私服姿の小早川巡査がいた




『何があったんだ』




『武田さんが危篤です』




『…そうなのか』




『武田さんは瀧澤さんを呼んでいました。すぐに病室に来い、と』




『了解』




『もう本当にいつ亡くなるか分からない状況…だそうです。何かあったら話の途中でも医者を呼べと言っていました』




『分かった』




告げられた病室は奇しくもかつて瑞希がいたところの2戸隣だった
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