危なくて…でも甘い放課後
ブーブーブー
ポケットに入れてあった携帯がピカピカ光った
『もしもし』
『小早川です』
『どうかした?』
『あのこんな時に申し訳ないんですが、葬儀の方なんですけど…』
葬儀…たぶん警察の殉職者として扱われるだろう
『それならば俺じゃなくて…担当部署に注文したほうがいいんじゃない?どこだったかは忘れたけど』
『いや、そっちじゃなくて。武田さんのご遺族、というのに心当たりはありません?』
この時点で俺が知っているのはご遺族と名乗れるのは瑞希だけだ
『瑞希がそう』
『瑞希ちゃん?』
会話が長引きそうだったので首都高を降りて車を停めた
『そう。瑞希』
『でも、瑞希ちゃんの苗字は松村じゃないですか?』
『母方の旧姓だと武田さんは言ってた』
ポケットに入れてあった携帯がピカピカ光った
『もしもし』
『小早川です』
『どうかした?』
『あのこんな時に申し訳ないんですが、葬儀の方なんですけど…』
葬儀…たぶん警察の殉職者として扱われるだろう
『それならば俺じゃなくて…担当部署に注文したほうがいいんじゃない?どこだったかは忘れたけど』
『いや、そっちじゃなくて。武田さんのご遺族、というのに心当たりはありません?』
この時点で俺が知っているのはご遺族と名乗れるのは瑞希だけだ
『瑞希がそう』
『瑞希ちゃん?』
会話が長引きそうだったので首都高を降りて車を停めた
『そう。瑞希』
『でも、瑞希ちゃんの苗字は松村じゃないですか?』
『母方の旧姓だと武田さんは言ってた』