危なくて…でも甘い放課後
我が家は地階に駐車場があり、実質的な居住区は二階になっている




というわけで車庫から直接家の中に入り階段を上るとリビングに到着する




『ただい…』




瑞希がソファでくつろいでいた




ここまではごくありふれた光景だ




しかし今日は瑞希の隣にもう一人お客さんが座っていた




俺の挨拶で二人は俺に注目した




瑞希ともう一人は男




なるほどね




まあ瑞希も彼氏の一人や二人ぐらい作ってもいいだろうに




『おい…テメェ誰なんだよ』




前言撤回。その男は一瞬にして殺意を持たせるような態度をとった




一方の瑞希は俺を視界にとらえた瞬間から驚きと恐怖の顔を浮かべていた




『あん?』




男の本能に火がついてしまった




『テメェ誰なんだつってんだよ!』
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