危なくて…でも甘い放課後
『じゃあ始めるか』




彼女の機嫌を伺いながら調べを進めよう




『年は?』




『16』




『生年月日。年は平成と西暦両方で』




『1992年、平成4年11月4日』




『高校二年生か?』




うん、と頷く




『待てよ…じゃあ俺が危うく色情狂に間違えられそうになった時は、お前まだ15だったのか?』




『そうだけど?』




15の少女に弄ばれていたのか俺




なんだか悲しくなってくる




『学校は?』




彼女が告げた高校は国立の名門校、共学の最高峰といわれる高校だった




それ以上に驚きだったのが




自分の出身校であったこと
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