危なくて…でも甘い放課後
『調べても調べなくても俺は知ることになる』




『どういうことよ…』




隣に座っている瑞希が床に視線を落とした




『俺の上司だ』




『だから何よ』




『そして今日亡くなった』




無言のまま俺に視線を戻した




『お前は結構嫌いらしいな。ただ、それだけを伝えにきた』




まだ無言のままだった




『料理を食べてるから。じゃあな』




『どこまで知ってるの?』




辛うじて聞こえる声でそう呟いた




『ん?』




『お父さんのことどこまで知ってるの?』




『武田さんについてだったらいくらでも知ってるけど』




好きな酒は日本酒、発泡酒や第三のビールなどを卑下する正統派のビール好き
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