危なくて…でも甘い放課後
最後の質問を終え、時間もまだ1時間ほどある




『今日はやけに素直だったな』




『反抗するのがバカバカしくなって。どうせ、私が黙秘してもあんたたちが勝手に調べを進めるだろうから』




『だな。最初からこうすればよかったのに』




『援助交際の被害者面をしていれば私は無罪放免』




『ハハ…。そういうわけにもいかないんだよ、松村さん?』




『は?』




『法改正でお前みたいな奴にも罰則規定…まあ、実質罰則と呼ぶには足らないものだけど…が課せられるようになった』




『は!?』




驚きを隠していない




『まあ、保護観察処分程度だから安心したら?』




こうなればこっちが優勢




『だからもうこんな馬鹿げたことはするなよ』




『悪いけど私見たいな女の子いっぱいいるよ』




『そうだろうな』
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