危なくて…でも甘い放課後

愚かな判断

それから二週間が経って、いつも通り桜田門駅で降り登庁する




少年総務課室に入ると武田警視が待っていた




『あ…!?警視!お、おはようございます』




予期せぬ訪問客にオロオロする自分がいた




『驚かしてすまない。ちょっと用事があって』




『はぁ…』




まさか、松村瑞希のことか?




壁に貼り付けてあったカレンダーを見ると、ちょうど家裁から答えが出る頃だと察した




意味深な視線を送ると




『多分今思っていることについてだ』




『分かりました』




武田警視は俺の執務室に入っていった




『松村瑞希についてだが』




予想通りの言葉で切り出した




『東京家裁から保護観察処分に付された』




『そうだろうと思います』




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