危なくて…でも甘い放課後
『なんで私があんたと一緒に過ごさなきゃいけないの?』




『文句を言いたいのはお互い様だ。俺も今朝そう言われた』




『まあ、家裁が決めたことですし…』




若い警察官が間に入る




『お車を出しましょうか?』




『歩ける距離だから大丈夫』




『分かりました』




『行くぞ』




そう言うと、松村は黙ってついてきた




警察署から出ていき、小田急線沿いを歩いていく




『こんなトコに住んでるの?』




『こんなトコって?』




『こんな高級住宅街』




『まあ』




南沢警察署から歩いて10分ほどで家に到着




『すご…』
< 30 / 205 >

この作品をシェア

pagetop