危なくて…でも甘い放課後
『入らないのか?』




『警察官ってそんなに儲かるの?』




『別に。究極の安月給だ。入ったら?』




松村を中に入れるとドアを閉める




『ねぇ。もしかして、瀧澤ってあの外務大臣の?』




『そう』




『だからか。で、私はどこで寝起きすればいいの?』




『俺の部屋以外だったらどこでもいい』




『あっそ。で、荷物は?』




『知らん。俺も今日、お前が来ることを知らされたばかりだ』




『なんと無責任な。明日から学校なんだけど?どうするつもり?』




『じゃあ、今から取りに…』




ピロロロロ…




こんな時に電話かよ




『はい。瀧澤です。あ、警視。はい。そうですか…了解しました。わざわざ電話ですいません』

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