危なくて…でも甘い放課後
Chapter 2 怒涛の放課後

いつもの癖で目覚ましをセットしてしまったがために午前6時に起きる結果となった




二度寝すると長いこと起きられない自分なので起きることにした




一階のキッチンに向かう途中、リビングのソファの上でうずくまって寝ていた松村がいた




俺に気づいている様子がないので近寄って見ると




『おい。起きろ』




肩を揺さぶると




『ふぇ…え!?あ…』




天地がひっくり返ったような眼をして起きた




『お前、どうしてこんなところで寝てるんだ?』




『え…だって…』




『だって?』




『だって…ゴキブリが出たんだもん…』




ゴキブリ…ですか




築5年の家にゴキブリって出るのか




大人びている松村にも可愛いとこあるじゃん

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