危なくて…でも甘い放課後
やっぱりまだ16歳なのだとつくづく感じる




『そうか。何なら飲める?』




『コーヒー以外ならなんでもいい』




折角淹れた最高級コーヒーをドブに捨てるのはもったいないので俺が飲むか…




でも、果たしてこいつは何を飲むのか




『紅茶飲めるか?』




うん、と頷く




『大英帝国女王陛下御用達のアールグレイだ。心して飲めよ』




ティーカップとソーサーを渡すと両手で抱え込むように飲んだ




『おいしいか?』




またコクリと頷く




『それはよかった。ところでお前今日予定ある?』




『別にないけど?』




『俺、中学の同窓会に行ってくるから』




『だから?』




『夜帰るの遅くなるから』




『そう』

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