危なくて…でも甘い放課後
酒も入っていたので、あっさりOKしてしまった




さらに調子に乗って




『うちに来いよ』




『いいの…?』




いい、と言いつつもどこか不安がある




タクシーに乗って自宅にたどり着く




『ただいまぁ』




玄関から十メートルほどの所にあるリビングに入るとテレビを見ていたバスローブ姿の瑞希がいた




最初は驚いたような顔をしていたが、黙ってテレビを消し二階に消えた




『誰…?』




隣にいた早紀が聞いてくる




『うちで預か…』




言い切る前に一気に酔いが醒めた




瑞希が部屋に行ったのを確認すると早紀に言った
 



『ごめん。今日は帰ってくれ。タクシーを呼んでおくから』




『ねぇ。何なの?』
< 47 / 205 >

この作品をシェア

pagetop