危なくて…でも甘い放課後
『さっきの大男いたでしょ?あいつ、私の体を触ってた。マジ、キモかった』




『俺の女とか何とか言ってただろ。お前のこと』




『知らない。全く知らない男…』




『分かった。というかどうでもいい。今日は散々な日だった。謝ってくれたのはせめてもの慰めだが、もう俺に関わらないでくれ』




『ねぇ。お詫びとしてさ、私で遊んでもいいよ?』




彼女の言葉に驚いた




傘をさしていない彼女は、雨でワイシャツが濡れ、下着が見えている




最も、その豊満な体、可愛い顔でそんなことを言われグッと来ない男はいない




しかし、ここで彼女の言いなりになってはまた何を言われるか分からない





『アホか。そんなことしたら、さっきの大男と同じ穴の貉じゃねえかよ』




『私はもう大人だよ?いいよ。好きに遊んで』




『もう夜遅い。早く帰らないと親御さんも心配するぞ?』




彼女は笑みを浮かべただけで答えを返さなかった




並ぶこと10分間やっとタクシーに乗れた




が…
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