危なくて…でも甘い放課後
『それ着るから』




『おい!俺はどうするんだよ!?』




『そんなの知らないし』




二階の俺の部屋に向かう瑞希を追いかける




階段を上って二階に到着するやいなや瑞希が俺の袖を引っ掴む




『なんだよ』




『何かいる…』




『は!?』




『シッ…静かにして』




『…何かいるってどういう意味だよ』




『その通りの意味よ』




本気でビビっている瑞希の姿もさることながら、俺も正直ちょっと怖い




警察官なんだからしっかりしなさいよと瑞希に言われるも、俺も人の子




怖いものは怖いのさ




『どこから音がするんだ』




『私の部屋』
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