危なくて…でも甘い放課後
さっさと前に進もうとするのだが瑞希が袖を引っ張ってなかなか前に進めない




『ちょっと手を離してくれないか?』




『いいから。前進んで』




瑞希に背中を押され少しずつ問題の部屋に近づく




深呼吸をして瑞希の部屋のドアを開けた




すぐに電気を付けたが特に問題はなさそう




『何かおかしなところはあるか?』




『おかしいな…確かに物音がしたのに…』




少しずつ瑞希の俺の袖やらを掴む力が弱まっていく




『もう夜遅いし。明日学校だろ?もう寝たら?』




『…今日あんたのとこで寝るから』




『あんたって…てか、俺のところで寝るの?』




『だって…本当に物騒なことが起きたらどうするの?そのための警察官でしょ?』




『警察官と刑事は別物だけど…。俺の部屋って、布団でも敷くのか?』




『布団ある?』
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