危なくて…でも甘い放課後
『俺の時と変わっていなければ学校は護国寺だよな?』




『そう。てか、この車あんたの?』




『ああ』




『へぇ』




自分の金で買ったわけではないベンツに驚いていた




コントローラーでガレージを開け車を走らせた




車中の瑞希は、当初無言で窓の外を見ていたが、首都高三号線に乗った辺りから寝てしまった




悪戯をしたくなりそうな可愛い寝顔だったが、生憎今は高速道路の上




次は一般道で行こう…




首都高五号線を降りたところで瑞希を起こす




『起きろ。もうすぐで到着だぞ』




『ふぇ…』




『校舎の玄関に横付けしてあげようか?』




素直な提案だと思ったが、瑞希には殺し文句だったらしい




『やめて!絶対にするな!』
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