危なくて…でも甘い放課後
『また?』




はいと頷いて小早川巡査は部屋を出て行った




『またかよ』




ここ二週間で何度も足を運んだ生活公安部長室に入った




『おはようございます。警視。今日はどういった御用件で』




『おはよう。今日からは警視正なので』




『おめでとうございます』




自慢をしにわざわざ呼び出したのか?




45歳で警視正か…準キャリだなこれは




『いや、十年もしたら君に追い付かれる。まあ、それはさておき松村瑞希との生活はどうだ?』




『まあ、普通といったとこでしょうかね…』




『普通?』




面倒だな…




『まだうちに来て二日ですが料理もしたりと慣れたみたいです』




『それはなによりだ』
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