危なくて…でも甘い放課後
『元カノのことを考えちゃダメ…』




硬直する俺を無視してギュッと抱きしめる




瑞希は俺の唇を塞いだ




半開きだった俺の口に瑞希の唇を重ね口内に舌を絡めてきた




もう驚きどころじゃなく、ただ唖然とすることしかできなかった




ところがキスする瑞希の舌が微かに酒の味がした




まさかと思って周囲を見渡すと




ワインラックからウォッカが一本消えていた




なるほどね




瑞希は酔ってこんなことをしているのか




しかもグレイグースウォッカを飲みやがって…




一本いくらしたと思ってんだ




よく見ると、瓶は半分ほど開けられていた




40度の酒をこんなにも飲めば誰だって酔うはな…




瑞希を強引に突き放して




『おい瑞希…』
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