危なくて…でも甘い放課後

『起きなさい!』




まだ毛布に包まって寝ている俺を起こした




『何だよ…』




サイドテーブルの時計を見たらまだ5時半だった




『後三十分…』




『起きろ!』




俺の毛布を奪い去って冷気が一気に体を包む




『寒いじゃねえかよ…』




奪われた毛布を取り返そうとしたが、それはすでに瑞希の手中に収まっていた




『人の寝込みに襲うだなんて最低ね』




冷たい空気の中冷たい視線と冷たい言葉をぶつけてきた




『俺もそう思う。だから布団、返して…』




マジで寒いのでさっさと布団を返還して欲しい




『起きてよ!』




もう覚醒しそうだったので上半身を起こした
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