危なくて…でも甘い放課後
『少しじゃん。缶ビールよりも少ないし』




『40度の酒だぞ?』




『だから何よ!別に40度だろうが100度だろうが寝込みの女を襲うこと自体が鬼畜だと言
ってんの!』




ダメだ…てか自分のことを棚にあげて、なに人を責め立ててんだ




『はいはい。ごめんなさいね。心よりお詫び申し上げまーす』




早く眠りに戻りたい…




『もう!あんたの隣では絶対寝ないから!』




『もともと瑞希が望んだことじゃねえか…』




瑞希は布団も片付けずに部屋を出た




『もう六時か…』




貴重な睡眠時間を30分も奪われ意気消沈しきった俺も一階に向かった




『あれ、弁当は作んないのか?』




『…』




明らかに不機嫌な瑞希




『学食?』

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